10月142016

あらら将棋の世界も・・・。

今日(10/14)も、朝から心地よい日差しのある1日。

 

 

以前、大学入試で、携帯電話を使って、掲示板に問題を出して、回答を貰うというカンニングがあった。
今回は、詳細は不明ではあるが、将棋のプロ棋士が、スマホの将棋ソフトを使ったのではないかとの疑惑が出て、第29期竜王戦七番勝負の挑戦者を変更する事になったと。

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161012-OYT1T50124.html

これを受けて、「対局室へのスマートフォンなどの電子機器の持ち込みや対局中の外出を禁止する規定を設け、12月14日から施行する。」と発表した。

http://www.sankei.com/life/news/161005/lif1610050040-n1.html

最近、将棋、囲碁、チェスなどの対局で、パソコンとの対決と言うかAIとの戦いが、話題になる事がある。
以前は、プロと言われる人間が圧勝していたが、今やパソコン側に軍配が上がる例も少なくない状態になってきている。

こうなるとプロが参考にすることも可能となり、ルールの厳密化が要求される事となる。
10年前には、このような時代になる事は、協会も予想していなかったと思われる。

今回の規定により、「棋士は対局開始前にスマホや携帯電話などの電子機器をロッカーに預け、対局中は使用できなくなる。また、将棋会館からの外出もできなくなる。」とあるが・・・・。
竜王戦の様なタイトル戦になると、1人の持ち時間8時間で1泊2日で対決する。1日の最終手は、封じ手として、対戦相手に判らないように、紙に書き封をして、2日目を迎える。

対戦中は、スマホの使用禁止等の処置ができるが、1泊する間の対応は、どうするのだろうか?
封じ手の時の状況にもよるとは思うが、1泊の間に、外部との接触が出来れば、スマホアプリを用いる事が可能となる。
どこまで、厳密に対応するのだろうか?

 

しかし、将棋、囲碁、チェスがAIに敵わなくなると、それぞれの大会の価値が失わなければ良いと思うが・・・・。

 

将棋の戦いに、AIが力を貸すことは、間違いなく問題ではあるが、AIがそのくらいのレベルになっている事は大歓迎である。
今、抗がん剤の選択においては、試してみて効果があるかどうかを確認しながら、治療していくのだそうだ。
下記の新聞記事の事例は、遺伝子情報を、米IBMの「ワトソン」というシステムに入力しAIの力で、詳細な病気を見つけ、適切な抗がん剤を適用したことで、回復した事例を挙げている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05697850U6A800C1000000/

このシステムが益々進歩し、地方の病院にも配備されることを期待したい。

AIは、悪用されるのではなく、生活に貢献できるシステムとして我々の生活の中に入ってきてほしいと思う。

 

当HPのトップの「店主ブログ」のカテゴリーの内、「IT・科学」だったものを「IoT・AI・科学」に変更しました。
時代の流れに、遅れないようにする為・・・。

1 件のコメントがあります。

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  1. 千葉の旧友 2016/10/15 11:00:15

    コンピュータの処理速度が向上し圧倒的に人間の思考スピードを超してしまったんですね。私たちが大学の頃、パソコンのCPUはシングルコアで2MHzでした。今のコンシューマー向け最上級CPUは10コアで4GHz、単純にCPU比較で2万倍。学生の頃プログラムして1週間動かし続けたものがわずか30秒で終了。凄い進歩です。

    記事の疑惑が本当であれば「地に落ちた」という印象ですね。
    最近は人間は負け続けですからね。
    それでもプロ棋士には頑張ってもらいたい。

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