2月182017

ふるさと納税批判?

今日(2/18)は、朝方、短い時間雨が降ったものの、その後は日差しのある天気。
多少、風が強く花粉が多く舞っている様で、目がかゆい。

 

東京都町田市長がふるさと納税について「制度的にひずみがあり、(国には)修正するかやめてしまうぐらいのことをやってほしい」と批判したと。

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170218-OYT1T50050.html?from=ytop_top

町田市は、他市町村に寄付した為に控除になった金額と、寄付を受けた金額の差額等で4億円のマイナスとなったらしい。

その理由として、「競争に巻き込まれない」との方針から返礼品は過剰にならない範囲に限定。としている。
国の施策を、否定す事で、一切ふるさと納税を受け付けていない。と言うならば、その批判も受け入れられるが、少ないとは言え、6000万円相当の寄付は、受け付けている事は、努力が不足していた事を露呈しているだけと感じる。
更には、ふるさと納税だけを見ると、どこかに流れた分がどこかが不足する事にはなるが、税、交付金や、もっと言えば保険料、上下水道費用なども含めると、地方都市に分が悪いものの方が多いと感じる。

 

私が在京中に、最後に利用していた駅(小田急線、鶴川駅)は、町田市で、その周辺も少しは認識している。
町田市は、ここ40年で人口が倍になり、現在43万人程度の都市。
東京のベットタウンとして栄えており、他地域で働いている方が、地方税をがっぽり落とす地域で、地方が抱える人口減少、労働人口減少とは無縁の地域。

 

ふるさと納税は、直接市町村への寄付の位置づけと、地域産業を活性化させる位置づけの2つ。
地域産業に関しては、ふるさと納税時返礼品が気に入ってもらえれば、納税とは別に再注文してもらえれば、更なる効果となる。
あるいは、きちんとした対応をすれば、マーケティングにもなりうる。

地方が、このまま疲弊する事は、都市部への食料等の供給に対しても、問題が出てくることになり、都市部の税が減少する事だけを見ての批判は、市長の器としていかがなものかと思う。
市長であれば、自分の市を守る事は、最も大切な事ではあるが、日本の全体最適の事も考える器が欲しいと考える。

 

ふるさと納税の過剰については、私も反対であるが、ふるさと納税は、地域産業の活性化の為には良いと思っている。

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