4月172018

「パトレポ」の運用は正しいか?

今日(4/17)は、朝から曇りがちで、少々寒さを感じる1日。
夕方、少しだけパラパラする時間帯も・・・。

 

今日の山陰中央新報によると、昨年、運用を開始した「パトレポ」の利用者の拡大が課題と・・・。

本システムは、邑南町で発生した落石での死亡事故を受けて運用を開始した物。
登録者が2894名と少ないと・・。
投稿は、倒木、舗装不備等383件、落石72件、護岸損傷42件あったものの、まだ少ないと判断している様だ。

 

記事上、担当課長は「スマホを何人が持っているか不明で、目標設定の根拠を見出すことが難しい」と。

何をふざけたことを言っているやら・・・。
目的は、登録者を増やす事ではなく、異常を多く連絡してもらえるような体制に作り上げる事。

まずは、県職員、市町村職員は、全員登録および運用指導。
その他、道路対応を行っている土木会社等の従業員の登録および運用指導。
もし、登録人数を稼ぎたいなら、これだけでも、当然現在の人数を上回る(県職員だけで12000名もいるらしい。)。こんな努力もされていないとは・・。
登録者を増やしても、良く通る道路は、偏っている可能性もあり、登録が少ない地域に於いては、その近郊にある企業に、特別にお願いする等の努力が掛けている。

 

このシステムがスタートした時にも、ブログに取り上げた。

パトレポ島根スタート時のブログ

この時、良いシステムと褒めたが、少々違っていた様だ。

 

と言うのは、残念ながらこのシステムが運用開始と同時に、登録したが、メール等も一切入ってこない。
投稿があった件ついては、登録者に何かしらの形で、メールをする等の対応が有っても良いのではなかろうか?
こんな事では、このシステムがある事が、忘れ去られるのも当たり前。(私も、忘れかけていた。)

 

なんとも、官庁らしい対応。
目的が、明確でないし、その現状分析がしっかり出来ていないようである。
「PDCAをしっかり行って・・・・。」なんて言葉を聞くが、実際は全く出来ていない感じである。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 千葉の旧友 2018/04/18 9:52:55

    このようなシステムが有るのであれば範囲を限定せず、ライフライン系も含めた通報システムとして運用すれば利用拡大・活用できるのではないでしょうか?

    例えば先日の地震、落石や道路破損等だけでなく停電・断水・家の倒壊等が通報されれば被害状況確認、救護活動(自衛隊支援等)が迅速に対応できると考えます。

    >まずは、県職員、市町村職員は、全員登録および運用指導。
    そのとおりです。また各自治会にも協力を要請することが必要です。各自治会にも一人くらい対応可能な方はいらっしゃいますよね。
    システム発表してただ待っていても利用拡大は望めませんね。

  2. 花田屋 2018/04/18 10:02:41

    千葉の旧友様

    そうなんですよ。

    色々な運用方法のアイディアは、有ります。

    >システム発表してただ待っていても利用拡大は望めませんね。

    その通り。
    考え方を変えて頂かないと、良いシステムを開発しても、ただのソフトとなってしまいます。

    良い技術(特許)、良い製品では無いです。
    使ってもらえなければ、ただの”ひらめき”です。

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