4月082009

本町ふらりについて

今度の日曜日(4/12)に春の”本町ふらり”がある旨、当HPでも紹介した。
前回(’08-10/6)のふらりの事も、開催された事実として当HPでも紹介し、その中にも少々苦言を書いた。
私は今の所、強力な賛同者でも反対者でもないが、地域情報として発信した。

町内のある方から
「あるラジオ番組でふらり主催者関係者が出演し、”本町の路地とかにも古いところがあり、皆さんに見てもらいたい”とか言っていて、ムカついた。本町に居住していない奴が、自分の持ち物でもない所を見てもらいたいとは何事だ。本当の持ち主は、見てもらいたいと思っている人ばかりではない。その他発言に、このイベント開催地域への気配りが全く感じられなかった。」
と怒りを露にしていた。
おそらく、その放送を私も聞いていたら、同じ怒りを感じたかも?

先日も、ある古い家にお住まいの方が
「我家は、色々と破損箇所があるが、今は改修費用は無い。そんな状態なのに、色々な人が来て見て行くのは、気分が良くない。」ともらしておられた。
その他、この地域全体が古い家ばかりではなく、普通に暮らしている方もおられる。
しかも、高齢者の多い地域でもある。
その様々な方からの不満の声を耳にする機会が増えた。

この催しは、私がUターンした頃から始まり、徐々に賑やかになってきているイベントではある。
しかし、この町内の敷地を借りたイベントであるにも、町内に事前通知も無ければ協力依頼も無い。
もちろん、開催後の御礼も無ければ様々なご報告も無い。
他地域に流す回覧板と同様の物が1,2週間前に廻るだけ。
前回までは、一応表書きがあったが、今回はパンフレットのみ。
(既に、町内に認知されたと勘違いして、パンフレットのみになったのだろうか?)
「何か間違っている。礼儀を欠いている。」とあっちこっちで言ってきたが、主催者を直接知らないので何人かの関係者には伝えたはずだが、どうやら主催者には届いていないようだ。
いや無視されているのかもしれないが・・・・。

この様なイベントを企画推進することは、大変で町内に活性化をもたらす事で良い事であると思っているが、その会場になる町内に住んでいる方への義理を欠いては、協力も得られないし、その内不満だらけになると思っていた。
私も、Uターンして、間が無い事もあり、中立の立場として見ていたが、その心配が現実になってきた。

主催者は、毎年の開催を、
“何を持って成功と考えているのだろうか?”
イベント応援者の数?
イベント来場者の数?
イベント売り上げ?
来場者が、良かったと言ってくれる事?
他の町内とか、他地域から来られた方は、通常それほどイベントも無い江津市だけに、「この様なイベントは良いわね。」と言っている事も事実。

成功は、居住者がその主旨に賛同し、そのイベントで喜びを得ていただけ、かつ居住者からのクレームが出ないこと。が一番のはずだ。
その次に、主催者の思う成功があるはずだ。
これが無いと、長期的に続ける事は出来なくなる。

その為には、まずはこの地域に居住している方、およびその生活に気遣う事だ。
更には、来場者が増える事に対する、様々なリスクを極力防止する対策をしなければならない。

なんとなくその防止対策は、何ら講じられてないように感じる。
そのリスク(不審者侵入、無断駐車、交通事故、騒音・・・・)を負うのは、町内にお住まいの方々だ。

ここ本町は、江戸時代には天領地で、その当時の古い家等も点在し、甍街道と命名され、国交省が推進する町並み環境事業に登録されている地域だ。
このイベントの前に、この登録に対して今後どの様に推進しようとしているのかが、全く見えて無い事がもっと問題である。

我家も元々解体する予定にしていただけに、ほとんど手を加えていない。
推進に協力するにしても、しないにしても川崎からはコントロールできないとの思いがUターンの一因である事も事実。
ある町並み推進者が、
「山藤さん、補助金が200万出るから、少し直しませんか?」
雨風を防ぐには、現状困ってはいない。大きなお世話!
しかも、その補助は、通りに面している所だけの改修に対する補助の様だ。
そんな事で良いのだろうか?どうも納得できない。
何か、その場しのぎの施策の様な気がしてならない。
補助金は、1軒あたり改修費の2/3で上限200万円となっている様だ。

我家の事は、さておき、私は、推進賛成とも反対とも宣言していないが、前向きに考えるべく、しかる所には、意見書を提示している。
しかし、未だ私の満足いく回答がいただけてない以上動く予定は無い。
私の満足以前に、町内の方全部に満足できる説明が無い限り、町内からの協力は得られないと思っている。
この町並み推進事業の国交省登録も、スタートは一建設会社(元々は、将来の改修工事の受注が目的?)が動き始め、そこから推進協議会が誕生しているとも聞いている。
(建設会社の仕掛けは、営利会社である以上当たり前の行動と思う。しかし、推進協議会等にもその建設会社が正会員として参画しているのが不思議?)
よって、ここの町内が置き去りにされているのかも?

それ故、このイベントで町内からクレームが噴出する様な事になると、町並み保存事業にも影響すると思っている。
なぜなら、もし町並み保存事業が起動に乗り、観光客が来るようになると、このイベント時の状態が日々訪れる事が見えるからだ。
同じ様な事情が、お隣の世界遺産石見銀山地域でも多数発生していると聞こえてきている。

町内のある方にUターン直後 「町並み推進者と比較して町内は冷めているよ。」と聞かされ、
「だまされた?」との思いを持ったが、その時と町内は全く変わっていない状況であると感じている。

今度のふらりで、町内から更なる不満が出ない様に、主催者も訪れる方も行動していただきたいと思うが、冒頭に書いた主催者の発言や、気配りの無い運営がなされると、その期待もむなしく終わるのであろうか?

4件のコメントがあります。

4 件のコメントがあります。

  1. 三歳からの同級生 2009/04/08 13:40:56

    花田屋 様

    なるほど。
    一体になっての”本町ふらり”じゃないんだ。
    観光地では時々聞く話ですね。

    いろんな思惑が働く人も沢山いますし、ビジネスと捕らえる人もいますよね。

    視点が違えば評価も違うのは当然ですが、基本原則の共通認識のために誰が動いて調整するのかを、係わり合いのある人達が”当事者”として考えて行動しないと話は続きませんよね。

    君も当事者ですよ。キツイいいかた

  2. 花田屋 2009/04/08 17:39:40

    三歳からの同級生様

    もちろん、色々な思惑があっても良いと思います。
    ビジネスと捕らえる方もOKだと思います。

    ただし、地元に対しての礼儀だけは外せないのではないかと思います。
    既に、観光地になり長い時間が過ぎ、地域住民が当たり前の事と思っている地域ならともかく、降って沸いたように観光地になりかかっている地域では、思いやりも必要ではないかと思います。

    もちろん、広い意味で私も当事者です。
    この町内全体も当事者です。
    逃げる事は出来ないものです。

  3. おっちゃん 2009/04/09 0:22:28

    去年の”本町ふらり”の記事を読んだ時、関連リンクを探して見つけたサイトを見て
    http://www.cgr.mlit.go.jp/cgkansen/yumekaidou/index.html
    「新「街道文化」の創出
    〜中国路 歩いて・感じて・伝えたい〜」の「伝えたい」のキャッチに感心した覚えがあります。

    歴史文化を未来に継承いく事を個々の努力にゆだねていくのはおかしな事で、経済力が無い家は廃墟になってしまうようでは、文化事業といえるのか疑問です

    イベントという祭りを成功させる事が目的のようにしか見えない(聞こえない)文化事業だったら、住民の賛同を得にくいのは当然ですね

    イベントが成功する事により予算の取りにくい文化事業費を捻出して町並みを保存、修復していくというような今後の明確なビジョンでもあれば住民も積極的に参加できるのではないでしょうか?

  4. 花田屋 2009/04/09 9:02:57

    おっちゃん様

    フォローありがとうございます。

    >歴史文化を未来に継承いく事を個々の努力にゆだねていくのはおかしな事で、経済力が無い家は廃墟になってしまうようでは、文化事業といえるのか疑問です

    ここは、自治体の体力の問題もあり、難しい所ですよね。その重要性を将来どうしたいのかのビジョンの基、地域住民の協力も必要になるのだと思います。
    しかし、そのビジョンが見えない状態では、協力も出来ないと言われても仕方ない事となってしまいます。

    >イベントが成功する事により予算の取りにくい文化事業費を捻出して町並みを保存、修復していくというような今後の明確なビジョンでもあれば住民も積極的に参加できるのではないでしょうか?

    そこです。
    君の指摘と、イベントに於ける何かの収益が町並みの為に使われるとかが、見えるとこれもまた有益なイベントだったとなるのですが・・・。

    今までは、どこに行っても、観光する側でした。
    その都度、「あの家も、もうちょっと外観とか協力すれば良いのに・・・・?」とか勝手な事を言っていた気がします。
    今度は、観光地に行っても、見方が変っていると思います。

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