12月172007
災害時の情報伝達の対応について
『災害時、腎不全のため、1日おきに人工透析に通わなければならない患者を、どう救助、搬送していくか。災害時要援護者支援の中でも、大きな課題だ。県内の透析患者は1353人、同施設は27病院。しかし、統一した指針がなく各透析施設間の連携も十分でないため、現場は手探りの対応に迫られている。
患者は携帯電話でQRコードを読み込むか、http://www.gis.or.jp/otbにアクセスし、氏名やかかりつけ医療機関、被災状況などを登録、医療機関から連絡を待ち、透析を受けるための情報を得る。』毎日新聞 島根版抜粋
今まで、透析と言うものに縁が無く、大変だとは聞いていたものの実感が沸いていなかったが、最近親友のお母様が透析を受ける事となり、その大変さをこの目で見て実感した。
私の父も、透析までは行かなかったものの、腎臓病で入院したことがあり、現在も通院している。
携帯サイトで連絡が取れるシステムが県内にあるとは、この新聞で初めて知った。
中身が、どの程度充実しているのかは不明であるが、大変良い事と感心した。
しかし、その事実を病院で掲載されている所を見たことが無い。
透析患者は、知っているのであろうか?
このあたりだと、高齢化社会でありご近所の方がこのようなシステムを知っておく事も重要なのだ。
しかし、市のHPを見てもこのような具体的な事の表記は、どこにも無い。防災関連記事は、総論のみの記述になっている。
この様な、本当に役立つ情報を記載してこその災害情報と思えるのだが・・・。
情報に対する設備は、かなりな費用が掛かり、各市町村の予算では無理で、補助金を県又は国に申請しているのが現状で、かつその設備を導入できたとしても、メンテナンス費用は各市町村持ちの事が多く、そのメンテナンス費用が出ないために設備の導入が出来ない所も多いと聞いたことがある。
このことは、さて置き、災害時の個々の訓練(消火器の使い方等)は、いろいろと実施されているが、情報伝達の訓練については、あまり聞いたことが無い。
災害時には、透析が必要な方以外にもいろいろな情報伝達が必要なケースが考えられる。
しかし、安否確認の方法すら指示されたことが無いのが現状である。
良い情報だなと思って、サイトを見てみた。
なんだこれ!!
QRコードで携帯サイトにも接続してみたが、県を選択、市を選択、そして自分がかかっている病院を選択すると、
<災害情報登録>画面が出てくる。
以下入力手順は
氏名を入力、安否情報を選択、現在の居場所を選択、自分への連絡先を入力。
以上。
もともと、透析患者を管理しているのだから一斉配信と返信で行なうのが通常と思いますが。
災害時に初めて、登録するのでは本人確認が出来ないし・・・・
もう少し、真剣に考えてもらわねば、サイトの存在自体は必要だと思うけど、実運用のイメージが浮かばない。
ごめんごめん! 君に怒っている訳ではないよ(当たり前だが)
こういう事にきちんと運用レベルでの提案を君がやって欲しいと思っています。
新聞屋の所長様
わざわざ、2通目のコメントありがとうございます。
1通目のコメントをもらった時は、外出中であったため、電話で
「俺に、怒るな。俺も中を見てみたが、何じゃこれ?と言う内容で『どの程度充実しているのかは不明であるが』としたのに・・・」
と言った所、2通目のコメントになったのだ。
まだまだ、このようなシステムで、
情報を管理する側の便利さの為に作っているシステムが多く、
本来の、サービスを受ける側の為のシステムになっていない事が多いのだ。
言うのは、簡単で、実際に作るとなると大変だと言う事は重々承知している。
このサイトを見つけてしまったからには、別途何か提案したいと思います。
コメントがあってこそ、良くなっていくのだと思います。