6月092015

「せがれ塾」発会式

今日(6/9)は、明け方には雨が上がり、曇りがちながら、薄日も差す1日。

 

以前から講師をさせて頂いている日本海信用金庫主催の「第7期せがれ塾」の発会式が開催された。
「せがれ塾」は、次期社長を目指す経営者のご子息のセミナー。
今期は、14名と信金社員3名を加え17名の受講生。
今期も、私は4回程度のセミナーを担当する予定。

同時に、法人会主催の日本銀行松江支店長の講演会も開催され、拝聴させていただいた。
「山陰経済の現状と地方創生」のテーマでお話しされ、現在の山陰の景況感は、ほぼ全国平均に近いにも、アベノミクスの影響が少ないと思われる原因として、労働生産性が低く、技術進歩(イノベーションの取り組み)が出来ていないとの事。
島根県は、都道府県別にみた中小企業の技術進歩は、最下位から2番目。
更に、同様に営業利益率も最下位から2番目。

労働生産性を向上させるのに、有形資産投資と無形資産投資が必要。
最近、有形資産投資(設備投資等)は、全国平均より上回っており、残りは無形資産投資の実行が重要。

無形資産投資とは、情報化資産(ソフトウェア、データーベース等)、革新的資産(研究開発、ライセンス等)、経済的競争力(ブランド力を構築する広告宣伝資産、教育訓練による人材の質の向上、組織資本等)。
特に、3番目の教育訓練や事業の効率性、有効性の改善が必要と説明された。

まさに、県、市のセミナーになかなか参加していただけない事が裏付けられている感じがする。
つまりは、当然営業利益も低くなる構図である。

Uターン後、「社員研修が出来ていない。」と感じ、今の仕事を始めたことは間違っていなかったようだ。
自信を持って、セミナーへの参加を呼びかけなければいけないと感じた。

久し振りに、良い講演を聞かせていただいた。
講演後、少しだけ立ち話をさせて頂き、勉強させていただいた。

 

その後、懇親会が開催され、今期講師を務められる県立大の先生方や地域の企業の方、今期の受講生等と楽しい時間を過ごさせていただいた。
今期の「せがれ塾」受講生が、立派な会社継承者になれる様に頑張りたい。

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