8月182015

送電能力を倍増

今日(8/18)は、朝から晴天。
しかし、昨日の雨の為か、何となく暑さが和らいだようだ。

 

経済産業省が東北地方から首都圏向けの送電能力を倍増させる方向で検討していると。

http://www.sankei.com/life/news/150818/lif1508180013-n1.html

:現状の500万Kwから1120万Kwにするとの事。
電力の安定供給が主目的だと思うが、3.11の様な災害時にも大きい効果が有ると思われる。

送電に関しては、全くの素人で、工事内容など全く想像が付かないが、140kmの敷設に10年も掛かるのかな?
自由化に対して、追いつかない感じもするのだが?

もう一つ東日本と西日本を結ぶ東京中部間連系線は120万Kwから300万Kwまで容量を増やす計画との事。
これが、大変なのだ。
60Hzから50Hz変換又は50Hzから60Hz変換が必要なところ。
色々な事を考えると、このルートをもう少し増やしていかないといけない様な気がする。
50Hzは、東京電力、東北電力、北海道電力
60Hzは、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力

各電力会社の概略発電設備容量は、50Hz 東京5000万Kw、東北1500万Kw、北海道500万Kw 合計7000万Kw
60Hz 中部2500万Kw、北陸500万Kw、関西3000万Kw、中国1000万Kw、四国500万Kw、九州1500万Kw 合計9000万Kw

各電力会社同士の連係線容量は不明だが、東京電力の事を考えると、東北だけの融通では無く、60Hz管内からの融通を受けられた方が、電力量は余裕が出来ると考えられる。
周波数変換の設備にどのくらいの費用が掛かるのか不明だが、おそらく発電所建設よりは低価格だと考えられるのだが・・・?

 

「今年の夏の供給予備率が10%程度以上あり原子力発電所が無くても余裕のはず・・・。」などと報道する局もある。
電力会社によっては、10%などはあってない様なものにもなる可能性がある。
例えば、私の住んでいる中国電力では、10%の予備率があっても、島根県にある三隅火力発電所1号機がトラブルでダウンしただけで、100万Kwを失う事となり10%の予備率は、すぐ0%になるのだ。
つまり、綱渡り状態であるとも言えるのである。

その為にも、各電力会社ごとの融通ラインを増強する事が重要だと思われる。
早期に、構築できる事を期待したいと思う。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 三歳からの同級生 2015/08/20 8:03:53

    花田屋 様

    各電力会社ごとの融通ラインを増強する事が重要だと思われる。
    早期に、構築できる事を期待したいと思う。

    そうだと思うが、ハードルは?
    ヒト(思惑?)、モノ、カネ、全部なんかな??

  2. 花田屋 2015/08/20 17:26:53

    三歳からの同級生様

    おそらく、送電線用の鉄塔等の建設も有り、結構な作業だと思います。

    本文中では、140Km程度が10年?と書きましたが、土地の買収からだと、もっとかかる事もあるのかな?とも思います。

    ヒト、モノ、カネは、どこでも準備も含めて必要なのだと思います。

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