12月122009

雇用促進事業での講義 その4

投稿者: 11:03:23 カテゴリ:店主ブログ,花田屋関連

何度か、このブログで報告している”雇用促進事業での講義”を、月に1,2度実施している。

今までは業務改善の為の手法等が中心になり、どちらかと言うと”経営の守り”に繋がるものが多かったが、昨日(12/11)は、”経営の攻め”となる”新商品開発”の講義を行った。
講義は、一般的な発想法等を30分程度説明し、後は実際に新商品を考えてもらうグループ討議。
“雇用促進事業での講義”の中では他の講師の方が特許法等の新商品に繋がる講義を行っておられるが、こればっかりは自分で考える事をしないと新たなものは生まれない。

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ほとんどの方が新商品を考える事は初めて。
最初は、何を行っていいのか判らず、進まないグループもあったが、最後の発表で他グループを参考にしてもらえば良いし・・・・。と余計な事は言わずにとにかく討議をしてもらった。
討議時間は、約2時間。
各グループを廻って状況を見ていると、
「これだとコストが掛かり過ぎるし・・・・。」
「これだと作り方が判らないし・・・。」
など、勝手に考える幅を縮めている方も・・・。

新商品を考える時は、確かに夢の世界に入り込んでしまう事もある。
その線引きは、難しい所ではあるのだが・・・。
2時間程度の討議で、次々に新商品が生まれたら苦労はしない。
とにかく、”新商品を考える意識”が生まれると良いと考えている。

どんな形でも、中途でも良いので、検討結果を模造紙にまとめてもらい発表してもらった。
発表内容は、もしもの事も有り、所々に網掛けしてありますがご容赦下さい。

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何と、外形図も出来上がりすぐ商品になるアイディアが出てきた。(市場があるか、コストはどうか等は、勿論未検討)
今回、私が期待していた形だ。

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現在の自社の状況を分析し、自社の強みを考えての新商品と言うか新規事業の発表。
討議の流れは、すばらしい。
これまた、すぐに詳細検討に入ることが出来るものだ。

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製造会社でないチーム。
少々厳しいかと思ったが、最近の世の中の動向から新商品を考えてくれた。
発想の着眼点は、OK。

今回の講義については、どんな形になるかと心配していたが、発表して貰った内容を見ると、まずまず。
多少もうちょっと考えてほしかったなと思うグループもあったが、新商品を考える事が始めての方にとっては、他グループの発表内容を聞く事も出来、良い経験だったのではないかと思っている。

江津市には、これと言った産物が少ない。
こんな講義を切っ掛けに新たな商品が生まれてくれると嬉しいのだが・・・・。

今回は、7グループの内5グループが女性の発表。(すばらしい。)
私の講義は、最近はほとんどグループ討議をしてもらって、発表付き。
第1回目の時は、それこそ発表になってない方も・・・。
しかし、発表にも慣れてくれて、今回は女性パワーが出てきた感じ。
どちらかと言うと江津市は、自己主張が苦手な方が多いとされている土地柄(私を含め?)。
緊張で、手が震えている方もいたが、この様な事でも、発表の経験になると嬉しい。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 都会に近い田舎の先輩より 2009/12/12 16:10:55

    凄い講義になって来ました・・・ネ。
    実は、発想の展開は、日々の生活道具の実用性を考え、更に工夫へ繋がり、改善意欲は男性よりも女性の方が多く、最近の特許や実用新案等は女性案件が非常に多く、中には職業にされている女性グループも多いと聞いています・・・!
    私が、もし山陰の新製品を考案すると考えた場合には、新たな挑戦として、現状の怪物的な話題→越前くらげへの取り組みは如何…!
    越前ガニ→松葉ガニの様に、産地のPRと商品価値を高める事によって、浜田漁港でのクラゲ漁を考える事によって、食料や加工食品(冷凍品を含め)への取り組みや肥料等の商品開発等に発想を展開させ、環境改善にも貢献する様な抜本的な試みが必要かも・・・ネ(?)
    目の前の海の産物として、越前と名の付く前に取組む事が出来、産物への利用価値等を含めた改善を図るべき工夫が出来れば良いのですが…?
    今後の講義からの創意工夫への発展を期待を・・・?
    是非、一度、講義に参加出来るものであれば・・・!
    希望的→私の周は、製鉄所関係の職場なので、女性の取組む姿勢を少し勉強したいのですが~!
    女性の参加者が多く、後の反省・懇親会があれば~より結構…?

  2. 花田屋 2009/12/12 17:03:30

    都会に近い田舎の先輩より様

    ありがとうございます。
    確かに、新商品を開発する際には、女性の力は必要です。
    講義の時にも、それはお話しました。

    BSを使って特性要因図を作る事等のグループ討議を数回経験してもらった事が役立ったと思っています。
    今回も、その手法等を使って討議を進めてくれたグループもありました。
    私の講義が切っ掛けに成ってくれれば良いと思います。

    今の講義の開催は、反省会・懇親会が出来る状況に無いのですが、参加者が各企業に戻って、”飲みにケーション”の時にでも、自社の新商品の夢を語ってくれれば大正解なのですが・・・。

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