2月212008

製紙会社は・・・。

投稿者: 0:25:40 カテゴリ:店主ブログ,社会の出来事に

以前、再生紙の問題では、何か”天の声”に逆らえずの問題又は指導官庁の怠慢もあるのでは?とメーカ側の姿勢を擁護したかったのだが・・・・。

最近は、中国餃子の件、イージス艦の件等あり、製紙会社問題の報道も下火となっていた。
しかし、再生紙以外のコピー紙だの特殊用紙の配合率の偽装が次から次から出ている。
更に、その理由が、
「技術的に厳しかった。」的なものが大半を占めている。

2/20、その最報告が指導官庁へ提出された様だ。
それによると、王子製紙は、1980年頃から偽装があったようだと、82名の処分発表。
日本製紙は、5年前以前はデータが無く判らないとの報告に最調査指示が出たようだ。
これまた偽装?
資料ベースのデータが無いにしろ、それを指示、製造していた社員は、残っているはず。
馬鹿にした報告だ。
ここ江津市には日本製紙の前身の山陽パルプ時代から工場があり(今は、日本製紙の子会社になっている。)、ご近所にもOBの方等もたくさんおられ、なんとなく馴染みがある会社だけに、おいおいと言いたくなる。
その他、カリタがコーヒーフィルターにバカス20%入りとして販売していたが、製紙会社(会社名を聞き漏らした。)に問い合わせたところバカスは、まったく入っていないとの報告が有ったとの事。
北越製紙の社長が辞任発表。
等のニュース報道。

ここまで来ると、呆れて来る。
どこかが狂っている。
おそらく、偽装体質が出来上がってきて、従業員もいつの間にか、それが当たり前となり、誰も違和感が無くなり是正できなかったのだと思う。

業界全てが、腐った状態を作り出したものと思われる。
更には、外部機関の品質管理監査とか、受け入れ検査等は、無かったのだろうか?
その事にも、呆れてしまう。

「技術的に厳しかった。」
「バカスの品質に問題が有り配合する事が出来なかった。」
そんな回答だ。
技術の問題にすれば、逃げれるとでも思っているのだろうか?

古紙配合だと紙代も普通紙より高い。
立派な、詐欺行為だ。刑事事件では無いの?

今まで、何十年も社内監査役の機能が働いていないのだから、自ら外部機関を使った調査をしても良い筈なのに・・・。
または、指導官庁の強制監査とか、適切な調査は出来ないのだろか?

紙は、容量に対して安価で海外製品の輸入が少ない業界の様で、ライバルは国内の製紙会社だけだったようだ。
そんな中での、甘えがあったのだろうか?

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