2月232010

県主催の新入社教育

1月初旬に、
「県が新人社教育用の予算を確保した。その打ち合わせをやりたい。」との連絡があった。

その概要は、県内に就職する新人で下記教育を実施するというもの。
1.2月下旬に高校卒業の内定者教育
2.4月中旬に新入社教育
3.10月に入社半年後教育

石見地区(島根の西側)の第1回目の合同打ち合わせには、内定者教育のカリキュラムを考えてほしいとの依頼もあり、
「内定者の教育などやったこと無いし・・・・。」と思いつつ
入社までに、事故、事件を起こさないで、自己紹介が出来る様になってくれればとの思いで作成し参画。
部分的に講師もとの話も頂いたが、
「さすがに内定者の教育は出来ない。」
と言う事で、マナー教育等を専門にしている会社に頼んでいただいた。

その後打ち合わせで、4月と10月の教育のカリキュラムも作成し、4月と10月は数地区の講義を引き受ける事とした。

本日(2/23)、その内定者教育の江津会場が開催され様子を見に行った。
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(逆光の写真ですいません)
20名程度の出席で、マナー教育実施中

1時間見学したが受講者は、まだ高校生。
隣と突きあったり・・・・。オイオイ。

彼らも4月からは社会人。
4月の中旬に、私が講義をする時は、意識も変り大人になっているのだろうか?
さすがに18歳の教育はしたこと無いので、こっちが不安になってしまう。

それは、さておき、Uターン後地元企業の中堅社員の方と話していると、
「それは、企業人の考え方ではないだろう」と思うことが多々あった。
地元の中小企業だと自社教育もままならず、かつ民間教育機関も少ない事から入社以降教育をそうそう受けていない状況。
雇用調整関連の教育を担当し事あるごとに、官庁とか商工会議所が音頭をとって教育体系を作らないと、企業は強くならないと訴えてきた。

打ち合わせの席上で、
「私の市では、以前から単独で新人教育を行っていました。」と言われた所もあったが、中身を聞いてみると地元の社長さんの訓話がほとんどで、実質的な教育ではなかった様だ。勿論、新人が集合しコミュニケーションをとる事も重要であると思うが・・・。
今回は、県が動き実質的な教育に乗り出し事は絶賛したい。

社員教育の効果は、なかなか目に見える物にはならないが、企業の底辺を持ち上げる効果はある。
私も、サラリーマン時代は入社以後、数々の教育を毎年の様に受講し本音は
「また、教育か・・・・・。」と思っていたが、その効果を知ることになるのは管理職になった頃。
社員教育は、県内の企業を強くする為の重要な施策の一つだ。
是非、新入社員教育だけでなく、中堅社員教育まで広げて実施してもらいたいと思う。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 新聞屋の所長 2010/02/24 7:20:54

    >私も、サラリーマン時代は入社以後、
    >数々の教育を毎年の様に受講し本音は
    >「また、教育か・・・・・。」と思っていたが、
    >その効果を知ることになるのは管理職になった頃。

    自分の仕事が、ラインの中の1つの駒である時は、自分の仕事を覚えそれを確実に早くこなせば良いだけだから、色々な論理を身に付けていなくれも何とかなるものです。
    しかし、ある時期からそれだけでは組織を動かす事は出来なくなります。
    理論が人を動かしたり、人を育てる訳ではありませんが、個々の力量だけが企業の力だけだと、
    今のような厳しい時代に、何すべきか?を考える事が出来ない集団になってしまいます。

    現実には、どの集団も2割の高い意識の人材が全体を引っ張っている事は否めませんが・・・・

    期待していますよ!

  2. 花田屋 2010/02/24 7:43:52

    新聞屋の所長様

    >個々の力量だけが企業の力だけだと、
    今のような厳しい時代に、何すべきか?を考える事が出来ない集団になってしまいます。

    その通りだと思います。
    気がつくと、社長1人だけの動きに左右される企業となります。

    時間は掛かりますが、1歩づつ進むしかないと思います。
    頑張ります。

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