7月202010
ウイン2000サポート終了の余波
今年の7/13にてウインドウズ2000のサポートが終了した。
それによって、国内15万台のサーバーに影響が出てくるとの報道があった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100719-OYT1T00847.htm?from=top
その報道文章の中に
「独立行政法人・情報処理推進機構は「危険なので使わないでほしいが、企業や自治体の業務が滞るかもしれないので、なかなか言いにくい」と悩む。
社会に重大な影響を及ぼすソフトのサポートが10年で切れることには異論もある。」
とある。
MS社の見方をする訳では無いが、この様なサポートを中止したメーカが悪いと聞こえる報道は、いかがなものだろうか?
10年間、種々の改定ソフトを無料で提供し続けているメーカに対して、この報道はどうだろうか?
パソコン(サーバーも含め)の”保守限界”の定義がある。
日本電気計測器工業会が定義したものであるが、パソコン系もこれにほぼ準ずるといって良いと思っている。
ソフトの保守限界の明解な定義は無いものの、ハードは、製造中止宣言から5年が保守限界と定義している。
そこから推測すると、世の中の技術進歩を考慮し、ウインドウズ2000の搭載パソコンの保守限界を考えると、ソフトサポートも当然終了しても良い事となる。
この事に対して、小企業等が対応に苦慮するのではあれば、まだ納得するが、自治体等が対応出来ていないのには問題がある。
各自治体には、計算機対応部署がある。そこに所属している方が、OSソフトの保守サービスが10年程度で停止する事を認識し、対応していない事に問題があると考える。
私は、自宅のパソコンは、交換周期を6年程度と考えている。(今までも、5,6年で更新してきた。)
今使っているパソコンは、Uターン前に購入したので、後2年と考えている。
今のOSは、XP。
XPのサポート終了は2014年となっているので、問題ないと言う事となる。
報道として、事実を述べることは必要であるが、何が正しいのかを認識し報道してほしい物と思っている。