7月302008

神戸市の都賀川の災害に思う。

投稿者: 1:04:15 カテゴリ:店主ブログ,社会の出来事に

7月28日、神戸市の都賀川で悲惨な事故が発生した。
約10分間で134cmも増水したのだそうだ。
上流に設置してある雨量計は、30分間で38mmを観測していた。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080728-OYT1T00463.htm

この様な鉄砲水の事故は、今年も何件かの報道がなされ、数年前には神奈川県で悲惨な事故があったと記憶している。

この川は、川の決壊から地域を守るコンクリートで固めた工法だった様で、水位上昇が予想されていた様だ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080729-OYT1T00055.htm?from=nwla

しかし、この川の近郊の方は、どのくらいの雨で川の水位は、どうなるかは経験上ご存知だったと思うが、普段近郊で生活していない方は、知る由も無かったと思う。
国交省等で、色々な情報配信を開始している様ではあるが、観光に来ている方にも伝わる情報なのであろうか?

私の住む江津市本町も、度々の水害を経験しており、高校2年の時は床上1mを経験している。
川幅が300mを越す広さがあり、今回の様な事は無いが・・・。

しかし、この地区で流れる防災無線は、何とも・・・・。
「**時、浜原ダムの放流量が500tを超えました。」
程度の放送。
だから、何なの?

放流量がいくらになったら危険なのか?
河川近郊には、書いていない。市のHPを見ても、どこにも無い。
高校2年の時の水害状況のHPを調べると、
『浜原ダムの放水量が6300tを超えた』との記述を見つけた。
と言う事は、500t程度だと、何の為の放送?
水位にどの程度の影響があるのか?
住民は、何をすれば良いの?

とにかく判断に困る。
この様な放送で良いのだろうか?

近隣住人すら、判らないのに、何かの要因で尋ねて来ている人は、益々不明のはず。

情報提供は、すれば良いと言う物ではない。
もう少し的確な情報提供をする必要があるのではなかろうか?

今回の神戸の事故でも、雨量が予想以上であったにしろ、上流である程度降った場合、水位上昇は、判断でき避難勧告も出来たと思う。
その予想を含めたハザードマップを近隣住民には、配布しているはずだ。

水災害が発生し、逃げ遅れた方がいる度に、
「予想以上の水位上昇で・・・・」の官庁会見である事を見聞きするが、水災害の未然防止勧告について、もう一度検討しても良いのではないだろうか?
何件かの事例は、未然防止勧告で防げた様な気がするのだが・・・。

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