9月292011

技術進歩

今日(9/29)は、蒸し暑く時々雨もパラツク変な天気でした。

いよいよ、ボーイング787の1号機が、日本に届いた。

http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201109280021.html

しかも、炭素繊維複合材をはじめとして、機体の約35%が日本製との事。
TV報道によると、町の工場産の部品も数多くある様だ。
日本の世界トップレベルの技術が認められた証だ。

しかも、記事には無いが、炭素繊維複合材の加工後の内部亀裂等を検査する超音波機器も日本製だ。
これまた凄い技術だ。

ボーイング787を50機発注しているANAは、全て納入されると、燃料費が100億円削減できるそうだ。
夢の様な飛行機だ。
私は、いつ搭乗できるだろうか?

ITを用いたシステムでも、新たな技術が発表された。
東京の山手線で、乗車している電車のすいている車両、車内温度などをリアルタイムでスマートフォン等に提供するというものだ。

http://www.jreast.co.jp/press/2011/20110904.pdf

「やっと、実現したか」との思いだが、IT技術の進歩だ。
と言うのは、7年ほど前に、ほぼ同じ様なシステム特許を提出しようとしたが、既に出願されていて諦めた事があった。
その時には、その特許は公開されていたので、8年か9年前には、出願されていたと思われる。

その当時の電車は、車両のバネ等が受ける圧力(車内の乗客人数により圧力が異なる。)用い、車内の温度調整をしていた。
当然、その事を使うと車内の混雑状況も判る。
つまり、次に来る電車の込み具合を、ホームで待つ乗客に伝える事が出来ると考えた。
更に、朝の混雑時、乗降客の多い駅の階段の位置等により、混む位置は目的の駅まで一定とはいかない。
毎日の電車の車両の重量データを採取する事により、お客様が行き先をインプットする事で、そこまで最もすいている予想位置を知らせる事が出来ると考えたのだが・・・・。
数件の特許があり、その全てを併せると、私の特許案を包含してしまい。諦めたのだ。
という事は、今回実現されたシステムは、更に進む可能性が十分あると考えられる。

この2件の技術進歩は、いつの日にか当たり前になってしまう。
しかし、その影で使えなくなってしまう技術、あるいは事業が出てしまう。
5年後、10年後を見据えた事業展開をしないといけない。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 3歳からの同級生 2011/09/30 8:20:23

    花田屋 様

    B787が日本に届いた日のトップニュースが、ANA機の”背面飛行”と言うのも皮肉なもんだと思った方も多いでしょう。

    明日・明後日と、今治へ行きます。
    当然飛行機に乗るわけですが、ご存じの通り飛行機大嫌い。
    間違っても”背面飛行”など、ご容赦頂きたい。

    なるほど・・。
    IT技術者の人たちは、いろんな事を考えるんだねぇ。
    便利になる事は歓迎ですが、訳のわからない事が多くてこれもまた困りもん、・・というのが小生の実感です。

  2. 花田屋 2011/09/30 9:55:15

    3歳からの同級生様

    背面飛行の件は、不注意では済まされないトラブルです。
    でも、大トラブルにならなかったことが不幸中の幸いでした。

    飛行機嫌いの君にとっては、とても絶える事の出来ないニュースですよね。(普通の人でも、背面飛行は勘弁です。)

    IT技術者に限った事では無いと思いますが、色々な方が新たな技術開発に取り組んでいると思います。
    システム特許の場合、いいアイディアと思って、出願済み特許の検索すると、ほとんど類似したものにぶつかります。

    確かに、自分は大して困っていない事に、新たな事を導入されると、訳の判らないことになりますね。
    そうならないように、付いて行かなければ・・・・。

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