5月212019

“石見神楽”日本遺産

今日(5/21)は、朝から晴天で、昨日の雨の為か、少々風が冷たい感じのする1日。
東海、関東にわたり、梅雨前だというのに、大雨だった様で、電車等の乱れは無かったでしょうか?
お見舞い申し上げます。

今年の、この早いゲリラ豪雨、水害発生が高い地域に住んでいる者とすれば、梅雨に合わせた豪雨が心配です。




島根県の石見地区の伝統文化”石見神楽”が日本遺産に認定されました。



下記が文化庁の発表資料です。

文化庁発表資料

上記、発表資料の12番 石見神楽

おめでとうございます。
“石見神楽”の保存に注力されている方々の努力に拍手を贈りたいと思います。


石見神楽は、子どもの頃から慣れ親しんだ伝統芸能で、多方面から”素晴らしい”との評価を頂いている事も認識しています。
残念ながら、神楽社中がある地域(比較的 山側)と、社中が無い地域(比較的 海岸部)との、その温度差はある気がします。
私の所は、社中の無い海岸部です。
その為か、自身で舞ったこともありませんし、神楽の演目と内容が一致していません。


それはさて置き、この地域では、この”石見神楽”を観光の目玉としてPRしています。
しかしながら、神楽を舞う方は、ほぼボランティアでの活動です。
出演料等が支給されている物もある様ですが、ほとんどは衣装代等に消える様で、個人が手当てを貰う事はほとんど無い様です。

以前、ある方に
「観光の目玉と言うならば、舞う方に適切な賃金を払わないといけないのでは?その神楽で、観光客が来て、利益が出るのがホテルとかお土産物屋さんだけはおかしい。各地の社中を合併させて、プロ化にするべきでは?」と言ったところ
「社中は、その地域での神事(各神社)の伝統を守っており、人不足の時に、借りたりはするが、合併は、なかなか厳しい。」との事。

人口減少により、各社中では人出不足の所もある様です。
更には、この神事は、農産物の豊作のお礼の舞との位置づけがある様ですが、今や農家の方はほとんどおられず、ほとんどがお勤めの方で、観光客が来たので舞ってほしいとのホテル等の依頼が来ても、本業が忙しく、対応できない事も出てくる可能性が大きい。


更には、「舞う事は好きだが、観光の目玉として舞う所は行いたくない。」と言っている方も知っている。

観光の目玉と言うならば、舞う方が気持ちよく舞えて、維持できる事を設定する必要があると考える。

これらは、私の勝手な意見ですが、永遠に日本遺産を守る為にも、人口減少も考慮し、何か対策を講じてほしいと思います。

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