7月092020

東京 224人・・。

今日(7/9)は、日差しのある時間帯もあり、朝から蒸し暑さを感じる1日でした。
時折、そろそろ雨か?と思わせる雲が覆う時間帯もあり、まだまだ不安定な様です。




従来の梅雨明けは、台風が発生し、その台風が梅雨前線に湿った空気を送り込んで、それによって大量の雨が降るのだそうです。
しかし、今年は、台風の発生は無く、シベリア高気圧(大陸の高気圧)が強くなっていて、日本列島に冷たい空気を送り込み、太平洋高気圧の暖かい空気と衝突して、長時間日本列島付近に前線が停滞しているのだそうです。
これ以上、被災地に雨が降らない事を祈ります。

解決は、太平洋高気圧が強くなるように祈るしか無いようです。
やはり、異常気象なのでしょうか?




今日の東京都の感染者数は、224人だった様です。

新聞記事

あらら、一気に跳ね上がり、過去最高値です。
都の発表によると、1日に3000人のPCR検査が出来る体制になった関係・・・との事。
それにしても、PCR検査実施の陽性者率も、単純計算で6%に跳ね上がっていますので、心配です。

一時期、”夜の街”の感染者がほとんどと言って、正しく分析がされていなかった感じもありますが、224人となると、”夜の街”以外の方の感染者も多くなっているのではないかと・・・?
更に、東京近郊の埼玉県等も、ここに来て一気に増えてきている感じもあります。

更には、上記記事によると、大阪でも増加している様です。


“夜の街”を重点ポイントとして、PCR検査を積極的に実施されている様ですが、更なる次の一手が必要と感じます。
手遅れにならない様に、対策をしていただける事を期待します。








政府の「骨太の方針」原案は、新型コロナウイルス流行によりIT化で社会全体を変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の遅れが表面化したと指摘。世界の潮流に追い付くには「一刻の猶予もない」と危機感をにじませた。特に遅れが目立つ行政分野では政治の強い指導力が欠かせない。と。

新聞記事

今頃・・・・?

先日のスーパーコンピューター”富岳”の世界一、その他個々の技術は素晴らしい物を持っている日本ですが、一般社会での普及を考えると何とも寂しい限りと感じます。

最近、やっと中学生等のスマホの学校への持ち込み等のルールが少しだけ緩和された様ですが、検討し最終決定をくだす方が、リスク側に重きを置いている様に感じます。

行政分野の遅れも指摘されている様ですが、最近のマイナンバーカードの取得率の低さにしろ、今回のコロナ対応のアプリにしろ、先ずは政府の強烈な指示にて公務員から実施させるべきだと思いますが、「個人の自由」だの、何かしら弱腰です。

企業だと、先ずは社員からです。
使用後のアンケートも付いてきます。
(社内での使用者アンケートを取り、場合によっては、すぐに商品に反映です。)
どうかすると、有料となる物も協力(命令的な)の要請が来ます。
時によっては、取引先の他社の事に対しても、協力要請が来ます。(ITに限らず、全ての事で・・。)

最近の、特別給付金の対応にしても、「先ずは公務員から・・。」と1週間ほど試験すれば、バグは見つかり、一般公開時は問題が無かったかも知れません。
このコロナ対応に乗じて、マイナンバーの普及を考えた、浅知恵が原因かとは思いますが・・・。

人間は、「7つの壁」があるとされています。
納得の壁、惰性の壁、無力の壁、勇気の壁、難渋の壁、焦燥の壁、落胆の壁。
中でも惰性の壁「日常やっている事から抜け出せない。」は、誰かがカツを入れないと抜け出せない可能性もあります。
今回の「骨太の方針」では、この惰性の壁をぶち破る施策を打ち出してほしいと思います。





IT技術の一端を・・。

東芝は、サイバー空間で車を開発するための新たなクラウドシステムを販売する。と。

新聞記事

これは、凄いです。
この技術と同様の事を確認し、関心しています。
何度も報告している通り、毎年(今年は中止しましたが・・。)古巣の東芝タービン工場を、島根の生産系企業の方を連れて訪問しています。

10年前に、関係していた数個の工場の内、このタービン工場を選んだ理由として、この工場では、発電所用のタービンの仮組をして、色々な所の確認を実施したのち出荷していたので、色々な生産技術が見る事が出来ると判断し選びました。

しかし、行ってみると「ここ数年で、工場での仮組は、一切しなくなりました。パソコン空間で、クリアランス等の確認も出来る様になり、仮組をする必要が無くなりました。」と。
高温高圧力の蒸気が流れる発電用タービンは、サイズも大きく、重量もある事で、効果もあると思われます。

そのタービンでの実績も多数ある事で、自動車用に転換したのではないかと・・?
これは確認はしていませんが・・。

従来ですと、仮組の費用、更には仮組する為に外注している部品も一旦工場に受け入れる必要も出てきます。
しかし、このパソコン空間の作業により仮組が不要となり、外注部品も現地に直送で済む事となります。
その為、各部品の納期も、仮組用の納期では無く、現地着の納期となり、全体工程も短縮になっていると考えられます。


自動車の開発も、部品会社等からすべての部品を揃えて、一旦仮組を行い、改善点を洗い出し、再度部品等を発注し、再度仮組の繰り返しと聞いたことがあります。
この仮組の回数が減少させるだけでも、短納期、低コストの実現になると考えられます。

これだけ書いて、”タービンの確認技術の転用”が、外れていたらどうしましょうか?
それは、ともかく、素晴らしい技術です。

世界に、良い商品を輩出し続ける日本である為に・・・。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 千葉の旧友 2020/07/10 9:18:45

    コロナ
    通勤電車がコロナ前の8~9割に戻っており、電車内での感染も怖いと思っていたところでした。
    特効薬が出てくるまでは感染拡大を何とか抑えてジーっとしていないといけないと思うのです。
    「自粛要請を行い、保証をする」これ以外ないのではないでしょうか?

    仮組
    精密機器やオーダーメイドの機械の場合「当たり」を確認するための仮組は重要です。
    大型タービンのような物ではそうも言ってられないのでしょうね。
    どれほどITで対応できているのか興味があります。

  2. 花田屋 2020/07/10 15:36:50

    千葉の旧友様

    >通勤電車がコロナ前の8~9割に戻っており、・・・。

    やはり、戻っていますか・・。
    会社によっては、リモートワーク中心にした会社もあるとの報道ですが、なかなかリモートワーク中心には、出来ないかと思います。

    >特効薬が出てくるまでは感染拡大を何とか抑えてジーっと・・・。

    そうだね。
    私も、島根でおとなしくしておきます。

    >どれほどITで対応できているのか興味があります。

    大型機械とは言え、蒸気の漏れ(タービン内で・・)をどれだけ少なくするかにより、製品品質が大きく変わりますので、確認するクリアランスは、1/100mm程度となります。

    元々は、3D CADの発展によるところが大きいと思います。
    更に、高温高圧の掛かるタービンは、材質の伸びのシミュレーション技術も精度が高いものになっていますので、それらの組み合わせにより、凄い所まで来ています。

    場所によっては、タービンを設置する場所の地盤沈下も含めて、タービンローターの偏芯(自重でのたゆみ)等のシミュレーションにて計算しているはずです。

    これらは、過去のデーターの蓄積もあり、出来る業かと思います。

トラックバック URI | コメント RSS

コメント