10月082020

やっぱりスズメの涙

今日は、朝から雨が降ったり止んだりする気温も低い、初冬をも感じる1日でした。





全日本空輸(ANA)が一般社員約1万5000人の年収を平均3割削減する方針を労働組合に提案した。と。

新聞記事

上記に従い、冬の一時金を支給せず、給与も減額する。と。

コロナの影響で、飛行機を全く飛ばせない時期も有り、減収は仕方ないとは思いますが、かなり厳しい状態です。

同様に、大幅ボーナスカット等の対応をされる会社が、多い事を耳にします。
また、飲食店等もかなりの数が倒産であったり、店舗縮小となる旨の報道も有ります。


しかし、公務員のボーナスカットは、予想した通りスズメの涙。

新聞記事

平均で、年間で21,000円程度の減額の様です。
以前、この件を取り上げた際に、「今年度の法人税等が下がる為来年度は大幅な削減では?」とのコメントを頂きました。
そうである事を期待します。

公務員の収入が高いと、何が何でも減額すべきとの発言をされている方がいますが、通常は、仕事に見合った収入であれば問題無いと思っています。
しかし、今回は特別な状況です。国民に痛みを感じている時は、公務員も同様の痛みを感じるべきだと思います。

残念ながら、「公務員の座にいれば、自動的に役職は付いて来るし、定年まで・・・。」と思える方が見えるのも事実です。
トヨタが採用する成果ありきであったり、国民(上場企業の一部では無く)の収入に連動する体制が必要と感じます。






東京商工リサーチは、2020年度上半期(4~9月)の全国の企業倒産件数(負債額は1千万円以上)が前年同期比9.4%減の3858件だった。と。

新聞記事 

新型コロナウイルスで打撃を受けた経営破綻が483件あった一方、政府の実質無利子・無担保融資といった公的支援が企業の資金繰りを支えた。と。

コロナでの明らかな倒産件数が483件は有った様ですが、意外にも少なかった事に安堵します。

公的資金が企業の危機を救ったとの事で、これは素晴らしいと感じます。
その公的資金は、無利子の貸付ですので、いずれ返金は必要です。
コロナ禍が長引き、ジワジワと首を絞める事にならなければ良いのですが・・・。





政府が行政手続きの押印廃止に向けて動きを加速させる中、自民党の「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」は、党本部で総会を開いた。
総会には国内有数のはんこ産地、山梨県の知事も駆け付けた。と。

新聞記事

総会では、「『はんこを廃止する』との言葉遣い自体が印章産業に携わる人々の心を深く傷つける」と指摘。「押印行為が不適切な行為だという風潮が広まらないよう留意いただきたい」と訴えた。と。


なんだかな・・・?

残念ながら、時代と共に文化も変わっていくと思います。
いつでも、この様な事が発生すると、その文化を守るために、公金がつぎ込まれる事が多くあります。

山梨県は、意地でも印鑑文化を守るのでしょうかね?
現場での非効率的な仕事をおこない続ける事は、いかがな物でしょうか?


近い事例として、「そろばん」があります。
島根県では、「温州そろばん」が有名で、今も作られています。
しかし、オフィスの中で「そろばん」を使っている所は、どれだけあるでしょうか?

おそらく、ほとんど電卓が、使われていると思います。
あるいは、スマホ、パソコン内のアプリで対応されている方、Excelでの自動計算の機能を使っている方も・・・・。
更には、専用ソフトを用いて、入力業務だけで終了させている所もあるかと思います。

そろばんの名人と呼ばれる方でも、機械には太刀打ちできないと思われます。
同様に、コロナ禍においても、印鑑を押すために出社した方が居ましたか、電子認証になれば、その必要も無くなります。
通常時の作業に於いても、どれだけ楽になり、スピード上がる事か・・・。

過去の文化は、先人の知恵が詰まっており、素晴らしい効果が有ったと評価する事は当然ですが、更に進化した物を素直に認める事も重要だと思います。

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