8月232023

107年ぶり優勝

今日(8/23)は、朝からパラパラする時間帯があり、14時前からはバケツをひっくり返したような雨となりました。

しかし、気温は30℃を超え、雨が降った分、蒸し暑さが増した感じとなりました。





今日は、13時から、某企業に出向き、今後の研修の件についての調整打ち合わせを行い、9月には広島に出かける事となりました。
上記の打ち合わせが予定より早く終わり、急いで帰宅して高校野球観戦。




第105回全国高校野球選手権記念大会は、慶応(神奈川)が8―2で仙台育英(宮城)を破り、前身の慶応普通部が初出場で優勝した第2回(1916年)以来107年ぶり2度目の全国制覇を果たした。と。

新聞記事

帰宅すると、ちょうど試合開始。
着替え終わって、TVの前に付くと、既に1-0・・。
何と先頭打者ホームランでした。
ホームランは、LIVEでは、見る事が出来ませんが、その後勢いを感じました。
何と、決勝での先頭打者ホームランは、史上初との事。

このホームランで、一気に流れが慶応に傾いた感じがしました。
その後1点を追加、2回にも1点を追加し、3ー0となった時は、一方的な試合かとも思いましたが、仙台育英が2点を返した時は、流れは一気に逆になったかと思いましたが、慶応は何とか粘りその結果5回にビックイニングが出来5点追加となり、その後は、しまった試合となり、慶応の勝利となりました。

流石に決勝は、選手も緊張していたり、声援の大きさで、外野の掛け声が聞こえなかったのか、ぶつかってのエラーが発生したりと、少々大味な試合になりかけましたが、最後は見ごたえのある試合だったと・・・・。
しかし、慶応のメンバーは、いつでも(アウトになっても)笑顔。

アウトになって、監督から怒られ、場合によっては、代打を送られたり、次の試合の先発から外されたり・・・。
その恐怖が無い分、生き生き野球をしている様に感じました。

途中で「この試合で打順を下げられ、発奮したのですかね・・。」との解説者の発言を聞いた時は、何か違う様な気がしました。



慶応の監督インタビューで「うちがこうやって優勝することで、高校野球の新たな可能性とか、多様性とか、そういったものを何か示せればいいと思って、日本一を狙って、常識を覆すという目的に向かって頑張ってきた。」と。
キャンプテンからは「ずっと日本一とか高校野球の常識を変えたいとか、散々大きなこと言ってきて笑われることもあって、いろいろ言われることもあったんですけど、でもそれに耐えてそういう人を見返して、自分たちが絶対日本一になってやるんだっていうそういう強い思いで今まで頑張ってきた。」と。

ベンチメンバー20名が全員長髪で、整列した姿が1人1人がアップで映し出されると、みんな賢く見えました。(賢いのだと思いますが・・。)

近い将来、この決勝戦が、高校野球の歴史を変えた。となってほしいと思います。





島根県知事が、全国学力テストの結果で、正答率が全国平均で5割しかない設問があり、「義務教育の体を成していない可能性がある。」と国を批判した。と。



知事が事例に出したのが「椅子4脚の重さは7キロ。この椅子48脚の重さは何キロですか」の正答率が全国で55.5%(島根県48.7%)
「このくらいの数字を扱う能力を身につけさせられずに義務教育を終わらせたり、社会に出す教育は無責任だ」と。


この学力テストの成績は、小学生では、秋田県とか福井県が毎年のようにトップを争っていると聞いた事があります。
残念ながら、島根県は全国平均よりは少々低い結果です。(何度も書いていますが、平均点だけで比較する事は間違う可能性もありますが・・・。)

そこはさて置き、この事例で扱われた問題が、すべてのテスト参加者が学習済みの項目なのか?地域により進捗の差?あるいは、使用教科書によって、学習順番が違うとか?すべてが一律かどうかは不明ですが・・・。
もし一律に習得済みであれば、この正答率は、少々問題の様な気がします。

この試験が、教科書レベルの問題で、その理解度を見る物であれば、全国平均で7割以上の正答が理想かなと思います。
そうでは無く、応用問題を多く出題し、その結果を見る物であれば、5割前後で良い様な気がします。

一概に、すべて賛成とは言えませんが、「社会に送り出す責任」については、検討が必要かと思います。

義務教育内では無いですが、地元の製造系企業への就職をあっせんし、入社させたものの、上記の問題の様な算数が出来ない子(高校卒)で、研修等に付いていけず数か月で退社する姿を何人も見ました。


小中高共に学習カリキュラムが決まっており、その学習時間は必要なのだとは思いますが、生産系の会社に入ってきて、算数が出来ないとなると、これは致命傷です。
これは、卒業学校の責任範囲では無いかと思います。
今年の様に、売り手市場になっていると、就職率100%となり、学校側は、その数値を学校の評価指数としている感じがします。
何か、間違っていませんでしょうか?

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 三歳からの同級生 2023/08/24 9:05:29

    花田屋 様

    慶応高校の優勝、見事でした!
    形(髪型、笑顔、等々)ばかり話題になっていろいろと言われますが、そのベースにある本質的な姿勢をもっと評価していかないと、と思います。

    仙台育英高校も、その意味で本当に見事な戦いをしました。
    両校に惜しみない拍手です。

    「椅子4脚の重さは7キロ。この椅子48脚の重さは何キロですか」の正答率が全国で55.5%(島根県48.7%)

    困ったもんですね。

    これは計算能力というよりも、設問の意味が読み取れていない、いわゆる読解力の問題だ、という指摘が以前からあります。

    算数・数学以前の国語力の課題です。
    相手の発言や試験の設問の意味を読み取る読解力が、義務教育を終える中学3年生以下の人たちがいかに多いかという事でしょう。
    いやいや、本当に困ったもんです。

  2. 花田屋 2023/08/24 9:30:55

    三歳からの同級生様

    >そのベースにある本質的な姿勢をもっと評価していかないと、と思います。

    まさに、そう思います。

    >両校に惜しみない拍手です。

    同感です。
    素晴らしい、監督、選手でした。

    >設問の意味が読み取れていない、いわゆる読解力の問題だ・・。

    そういう事ですか。
    設問の意味が判らない、読解力不足と言う事は、更に問題ですね。

    >相手の発言や試験の設問の意味を読み取る読解力が・・・。

    何年生までに、どこまでと言う問題では無く、日ごろの生活の中でも学んでいかなくてはいけないと思います。

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