10月252015

RFIDで乳児取違い管理

今日(10/25)は、朝から晴天。
しかし、風が強い1日。関東などでは、この風が木枯らし1号だったらしい。
いよいよ、冬が近づいている感じ、そろそろ衣替えの準備をしなければ・・・・。

 

色々な意味で興味のある記事が、”千葉の旧友”君から送られてきた。
RFID(ICカード等)を使って、病院での赤ちゃんの取り違いを防止するシステムを採用したと。

http://eetimes.jp/ee/articles/1510/22/news106.html

RFIDは、大きく分けて、交通系タグ、自動販売機、入退室管理等で使用する感知距離の短いものと、倉庫内の在庫管理に適した感知距離の長いUHF帯のタグがある。
また、ICタグ側に電源が有る無しで分ける方法等もあるが・・・。

このシステムは、近距離タグと遠距離タグを組み合わせたもの。
ひょっとすると、タグの中に電池が入っているかも?

 

Uターン後、RFIDのシステムに関しての情報が少なくなっているが、どんどん進歩している事は素晴らしいと思う。
病院内では、管理区域への入退管理システム、カルテ管理システム、義手等人工物の管理システム等が運用されている事は、知っていた。
将来は、薬の管理等もICタグになるかな?

 

この記事を読んで、少々ショックだったのが、システムを開発したのが、シンガポールのCadi Scientific社との事。
この手のシステムは、日本が最先端を走り、国内には当然国内メーカーが納入していると思ったが、少々危機だ。もう海外メーカーが、参入しているとは・・・。
更に、システム価格が500万とは、システム規模が良く判らないが、何となく少々安いとの印象。

 

システムがどんどん進歩するにも、田舎では、なかなか広まる事は無い。
入退管理システムすら入った官庁系の建物や事業所を聞いた事が無い。
先日、BDを紛失した(盗難と思える)病院もある。そろそろ、管理というシステムの導入が進んでも良いと思うのだが・・・。

 

日本シリーズ 第2戦
ソフトバンクの力が安定している。
これで2勝。

神宮に戻って、どうなるかな?

4件のコメントがあります。

4 件のコメントがあります。

  1. 住永家 2015/10/26 9:15:30

    > この手のシステムは、日本が最先端を走り、国内には当然
    > 国内メーカーが納入していると思ったが、少々危機だ。もう
    > 海外メーカーが、参入しているとは・・・。更に、システム
    > 価格が500万とは...

    これが自由貿易というものの罠だと思いますよ。
    20年ものデフレがつづく中、国内の開発投資が減りつづけ、本来日本の得意とする分野でさえ海外企業に侵食され、またデフレが進行していく...。

    日本が成長戦略とやらでデフレを脱却して経済成長して行こうとするなら、育成したい分野の輸入については関税を強化し、その分野の国内の投資については税制面での優遇や補助をしていく必要があるのではないかと思っています。

    もちろん、自由貿易や自由競争で一部の強い企業が生まれることはあるでしょうが、自由という美名の下で競争ばかりをあおり立てていては、デフレばかりが進行して、国民の間の格差だけが広がっていき、日本にとって本当に必要なモノがなくなっていくような気がします。

  2. 花田屋 2015/10/26 14:18:20

    住永家様

    なんとなく意見が分かれる所の様な気がします。

    TPPの事も有りますが、今回の件に関しては、IT最先端を走っている日本が、関税を掛ける事は、どうかな?と思っています。

    今回のシステムは、当然日本の会社でも出来る事ですし、どこかの会社がシステム特許を取得しているのではないかと思っています。
    関税の代わりに特許料を取る事で、対応できると思っています。

    日本は、ITに関しては特許武装で海外と戦ってきました。
    しかし、最近特許出願は、中国にトップの座を奪われています。
    そこに問題があるとは感じています。

  3. 住永家 2015/10/27 9:45:10

    > TPPの事も有りますが、今回の件に関しては、IT最先端を
    > 走っている日本が、関税を掛ける事は、どうかな?と思って
    > います。

    むむむ...
    確かにITの最先端を走っているところは一部にはあると思いますが、果たして今の日本がITの最先端にいるといえるでしょうか。

    色々な指標があると思いますので一概には言えませんが、例えば世界経済フォーラムで発表している世界ITレポートの今年度版をみると日本は10位にランキングされています。(ちなみに、去年は16位、一昨年は21位です。)

    問題は順位云々よりも、国内の企業がこの20年もの間、過去最大にもなる内部留保を積み上げ、各種投資(その中には開発投資も含まれます)を減らし続けた結果、今の状態になっていることだと思います。

    企業にとってデフレの中でこういった選択をするのはある意味で経済合理性に合った行動なので否定はできないのですが、国民の福祉や安寧を考えるべき政府はここに介入できるのではないかということなのです。

    もちろん、これはIT分野に限ったことではなくて、農業などの食の安全保障にかかわる分野など国にとって守らなければならないところに、もっと政府の積極的な保護や補助が必要ではないかと思うのです。

  4. 花田屋 2015/10/27 21:12:03

    住永家様

    世界ITレポートが、何をベースにしているか不明ですが、IT普及率などで言うと、小さい国の方が普及率は高くなる可能性もあります。

    私の言う最先端とは開発側の話です。
    色々な範囲がありますので、どことは言えませんが、間違いなく最先端側のグループに居ると思います。

    少し、お話が大きくなりすぎた感があり、コメントはしませんが、今回のシステムに限って話をしますと、赤ちゃんに付けるタグケースがかなりの大きさで、使い勝手や赤ちゃんへの負荷を考えると、日本の技術力では、もう少し何か工夫が出来ると思っています。

    私が、”危機”と言っているのは、多少使い勝手が悪くとも安価で勝負してくると、その価格に流れてしまう顧客もいる事実です。
    上記のタグケースは、ICタグ自体ではないでが、使い勝手の良い物を作る日本人の物づくりの技術であり、お客に対する心遣い等で対応してくれると思っています。

トラックバック URI | コメント RSS

コメント