11月182016

石炭灰の変身

今日(11/18)は、午前中は晴天。ごごから徐々に曇りだし、20時頃からは結構な雨。
明日の夕方まで、降り続く様だ。
悪天候で、明日のイベントが中止になったところも。

 

以前から、報告している通り、明日は江津中学校昭和45年度卒業生の同窓会。
17時から受け付け開始で、15時ぐらいに止んでくれると、みんなが傘を持ってこなくて良いのだが・・・・。

 

中国電力は、石炭火力発電所で発電後に出る石炭灰を固めたリサイクル材「Hiハイビーズ」の製造を、浜田市の三隅発電所に建設した設備で本格的に始めた。と。

http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20161117-OYTNT50103.html?from=ycont_top_txt

この石炭灰は、硫化水素を吸着するなどの性質があり、環境改善に活用する。と。

 

元火力屋ではあるが、さすがにボイラの石炭灰の処置方法までは知らなかった。
鳥取、島根にまたがる中海や広島市の河川などで環境浄化に使われているとの事で、各地で効果がでいるのであれば、最近問題となっているダムの底の浄化等のテストを実施し、積極的活用を考えても良いのではないかと。

江の川でも、ダムの為か生活排水の為かアユの漁獲高が激減している。
この石炭灰で、何とかならないもんだろうか?

 

中国電力のHPでも、詳細説明がなされていた。

http://www.energia.co.jp/business/sekitanbai/pdf/hi_beads.pdf

 

石炭火力は、火力の中でも温暖化の原因とされているCO2の発生量がもっとも多い。
しかし、その火力から出てくる産業廃棄物が、こんなに効果のあるものに生まれ変わるとは・・・。

 

記事上にある”Hiビーズ”は、中国電力の登録商標との事。
他電力会社では、土地造成材、充填材・シールド材等に活用としていて、この記事の様な使い方は出てこない。
中国電力が特許も持っているのかな?それとも、ただ固めるだけで、特許性は無いのかな?

特許については、不明ではあるが、全国の火力発電の石炭灰を集めれば、結構な量になるのではないかと・・・。
価格の問題等はあるかとは思うが、汚れた河川や、ダムの底、港の近郊等をきれいにする為に使ってほしいと思う。

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