1月272010

石州瓦ピンチ?

今日(1/27)の山陰中央新報に、「’09年度の石州瓦出荷枚数が前年比18.1%減」の記事

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=517604004

しかも、5年連続前年割れ。

記事によると、1994年2億2800万枚をピークに下落傾向で’09年度は6500万枚。
何とピーク時の28.5%。

石州瓦は、三州瓦、淡路瓦と並び日本三大瓦と称されている。

しかし、徐々に和風建築が減少と共に出荷枚数も減少し、関西大震災の後は、更にその傾向は加速している。
子供の頃は、瓦を焼く釜が、あちらこちらで見られた。
生産会社も今や数社。

この減少傾向は、他の三州、淡路も同じ傾向。
何とか、この傾向は、止めたいとは思うが・・・・・。

私も小さいながら川崎に一戸建てを所有しており、勿論瓦屋根と言いたい所だが、瓦は背負っていない。
東京近郊で、瓦を目にすることは、とても少なかった。
しかも、マンションには瓦は不要。
新聞には、新たな市場を求めると書いてあるが、なかなか厳しい。

この地域では、数少ない全国ブランドの商品。
ニッチ部分(神社、お寺等への手作り)を狙った瓦作りを行っている会社もある。
また、瓦を焼く釜を使って、タイル等の新商品開発も手がけている会社もある。

この文化を守る為にも、釜の火を消してはならない。
何か、新たなアイディアを考えなければ・・・。

私の講義で、瓦関係の方に新商品開発のグループ討議を行ってもらった事もあるが、なかなか「これは凄い」と思うアイディアは出てきていない。
でも、アイディア創出の努力は続けてもらわなければ・・・。

頑張れ、石州瓦!!

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